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メキシコのGPは少しずつ異なってるから

メキシコグランプリはメキシコの首都のメキシコシティで開催されるF1レースのグランプリです。
このGPはエルマノス・ロドリゲスサーキットという場所で行われますが、現地の標高が2300メートルほどということで、他の場所で開催されるレースよりもかなり高い位置に存在します。
標高が高いということは空気が薄くて酸素も少なくなるので、F1レースでもエンジンのパワーが約15パーセントそこら落ちるといわれています。
そのメキシコで開催されるエルマノス・ロドリゲスサーキットはレース中に事故死した2人のロドリゲスの名前にちなんで命名されています。
ここはメキシコシティの中心地から約20分ほど離れた市立公園内にあります。
最初にサーキット場でグランプリが開催されたのは1963年でしたが、現在までに毎年開催されていません。


1963年の初開催からは1970年まで続き、その後は中断を経て1986年から1992年、さらに中断を経て2015年から2018年まで開催されました。
中断期間を経ての開催ではそのたびにサーキット場のコースの形状などがいくらか変化しています。
2015から2018年までは10月28日から11月1日までのどれかが開催期間中でした。
このときは4.304kmのコースを71周するルールが適用され、観戦スタンドは野球場の一部だけを残して、それを改修して利用されています。
ちなみに80年代から90年代に開催されたコースは1周が4.421kmでしたが、毎年周回する数は67や69などで統一されていませんでした。
このときは最初の2回は10月でしたが、残りは5月が2回、6月が2回、3月が1回で開催されていました。
さらに以前の60年代は1周が5.000kmとなっていまして、10月下旬から11月上旬で開催されていました。


しかしF1レースを開催するには多額のお金がかかるうえに、安全上の警備などお金以外にも多くの支援が必要になります。
レースの主催者だけでは開催をできるほどの資金力がないので、一部資金はメキシコ国家が支援しています。
けどその支援をするメキシコ国家は2020年以降の財政支援を行わないことを示唆しているので、それ以降の開催が危ぶまれています。
メキシコ国家は財政支援をやらない代わりに、自国の鉄道プロジェクトにその資金を流用しようとしているからです。
従って今後の行方は2019年は開催されるものの、2020年以降は全くの白紙状態となっています。
ちなみに2019年の場合は10月25日から10月27日までの金曜から日曜日に開催予定です。
観戦できるエリアはメイングランドスタンド以外ではGOLDが3から6と6A、Gradaが9から11と14と15、Speed Loungeがグリーンとイエローと細かく区分されていますが、料金はそれぞれ異なります。

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