メキシコGP☆徹底ガイド

HOME > メキシコのGPについて > メキシコGPの基本や楽しみ方をお教えします

メキシコGPの基本や楽しみ方をお教えします

多くのモータースポーツファンの注目を集めているメキシコGPですが、その歴史は1962年までさかのぼります。
メキシコGPが行われる、メキシコシティにあるエルマノス・ロドリゲスサーキットがこの年に完成したことが始まりです。
その翌年の1963年から70年までは、ポイントが加算されるF1の公式戦としてメキシコGPが行われるようになりました。
その後F1の公式戦は一旦中断されますが、1986年から92年まで再びポイントが加算される公式戦として復帰することになりました。
しかし、92年のレース終了後に観客がレース場になだれ込む事件があったことや、主催者の資金難などが重なり、再び公式戦は中止に追い込まれます。
そして、紆余曲折を経て2015年から再度メキシコGPが行われるようになり今に至ります。


メキシコGPが行われるこのエルマノス・ロドリゲスサーキットの最大の特徴は、2300メートルを超える高地にあるという事です。
この他のサーキットでは類を見ない標高の場所で行われるレースでは、他のサーキットでの走行に比べより注意しなければいけないポイントがあります。
まずはタイヤの空気圧の管理です。
標高が高い場所では、タイヤにかかる空気圧が低くなります。
なので標高が低い所とは違う調整方法をしなくてならないため、多くのチームが苦労していたようです。
また、エンジンによっては出力が10%程度落ちるものもあり、標高が高い場所でも性能があまり変化しないエンジンを使っている所が有利になります。
全体的に、標高が低い場所で行う場合よりマシーンの性能が落ちるため、レーサーやメカニックなどの技術が試されるコースとなっています。


このようなメキシコGPの楽しみ方は、先ほども少し触れましたが、チームの連携などのチームとしての完成度を見る楽しみ方があります。
マシーンの性能が軒並み落ちてしまう環境で1秒を争う整備や、スピードが出ない環境の中でレーサーがどのようなハンドルさばきを見せるか、などの楽しみ方がメキシコGPの醍醐味とも言えます。
また、現地に行って楽しむことが出来るなら、様々な観光スポット巡りも同時に行えます。
エルマノス・ロドリゲスサーキットは、最寄りのメキシコシティ国際空港から車でおよそ15分の街の中心部から非常にアクセスの良い所にあります。
レースを見終わって街に替えれば魅力的な民芸品などを販売しているシウダデラ市場や、荘厳な外観を誇るメキシコのオペラハウス、ベジャス・アルテス宮殿など様々な魅力的な観光スポットが目白押しです。

次の記事へ

カテゴリー